Alred_Another’s diary

6回生です

宗教”Xさん”について②

 今では猜疑心しかないが、以前はけっこう心から信じていたと思う。そもそも、僕が、僕自身で宗教を拠り所にしていたところがあった。
 物心ついた頃から“死にたくない”という感情に押しつぶされそうになることがあった。なぜか知らないけど、唐突に、死にたくない死にたくないと怯える。自分がいなくなることが怖い。自分の意識がなくなるのが怖い。無になるのが怖い。そんなことばっか考えてしまい、いてもたってもいられなくなり、自分や物を傷つけてしまう。そんなことが発作のように起こる。今でも忘れた頃に起こる。
 だから、死んでも天国と地獄がある。と教えてくれた宗教は僕にとっては救いだった。自分が死んでも無にならない。そう確信をもって言ってくれることが救いだった。それ故に、疑問を抱きつつもそこに通う家族に着いていった。
 Xさんのところを信じなくなった今でも、僕は死後の世界があると思っている。そこは宗教とか関係なく自分の根幹にあるんだと思う。